原麻里子 アナウンサー、社会人類学者、慶大講師、元テレビ朝日アナウンサー、元BBCワールドサービスプロデューサー、ケンブリッジ大学院論文修士 info@haramariko.com twitter id @haramariko
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BBCワールド・サービスのプロデューサー時代

BBC時代―積極的に、交友関係を広め、取材に出る

 テレビ朝日でアナウンサーをしていた私の人生は、会社からロンドンへ派遣され、BBCワールド・サービス日本語部のプロデューサーとして働いたことで、大きく変わりました。

英国に赴任したばかりの私には、英国人の社会が実に不可解でした。暇があれば、クロスワードパズルをする人。単なる顔見知りならば、挨拶をしないBBCの同僚達。安い買い物をしたことを自慢にする人たち。廃墟のような家を購入して、20年以上もかけて、自分の手で改装している夫婦。犬を連れたホームレスたち。ここに総てを挙げることが出来ないほど、すべてが物珍しい日々でした。

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(ウェールズ、スランゴスレンのミュージック・フェスティバル)

 当時の英国では、「英国には3つ自慢できるものがある。それは、英語、BBCワールド・サービス、オックス・ブリッジ(オックスフォード・ケンブリッジ大学)である。」とよく聞きました。英国人は、BBCワールド・サービスが「自由」なマスコミ活動の出来ない国々に向けて、「公正」な報道を短波ラジオで伝える役割に自信を持っていました。ですから、研修では、感情の入らない「公正」な言葉を用いて報道するようにとの指導が行われました。英国人にとって、「公正」であるということは、非常に重要なモラルなのです。その割には、英国には、建前とは裏腹に、人種偏見の見られる番組が多いなというのも私の発見でした。それが、後に、ナショナリズムと映像メディアの研究の布石になりました。



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「イングリッシュ・サマー・シリーズ」のグライドボーン・オペラの取材中。

無断転載を禁じます。原 麻里子
by anthropologist | 2007-06-13 08:55 | BBC
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