原麻里子 アナウンサー、社会人類学者、慶大講師、元テレビ朝日アナウンサー、元BBCワールドサービスプロデューサー、ケンブリッジ大学院論文修士 info@haramariko.com twitter id @haramariko
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ケンブリッジ大学 卒業試験 ファイナルズ

 最終学年の試験(ファイナルズ)を受ける学生たちはファイナリストと呼ばれる。学生たちには、この試験がケンブリッジでの3-4年間の学業の総決算である。英国の大学は単位制ではなく、学期中に提出するエッセイが採点されているわけではないので、学生たちはファイナルズで失敗すると、学位は取得できない。
 英国では、大学院進学のみならず、就職活動の際にも、履歴書に大学卒業時の成績を書かねばならないので、学生達は真剣だ。転職を何回もする英国人にとっては好成績を取ることは重要だ。特に、ファイナルズの成績には、皆、大変神経質である。一流企業は学生に2.1までの成績を取る事を求めてくる。また、大学院へ進学するならば、ファーストか2.1の成績をとらなければ進学出来ない。ファーストを取れば、奨学金を貰って、ケンブリッジの博士課程に進学できることが内定している学生もいる。しかも、原則として、追試はない。だから、ファイナリストはストレスの塊である。
 学生達はそれまでに書いたエッセイを読み直し、文献をチェックし、練習用エッセイを書いたりして、リビジョン(復習)を始める。
 試験は大学のセニット・ハウス(評議会議事堂)など数ヵ所で行われる。学生の席は予め決まっていて、試験時間になると、学生は筆記用具のみを持ち、鞄を部屋の外へ置いて試験場へ入り、自分の席を探して座り、勝手に試験を始めてよい。
 この頃、学部や街で教員たちにばったりと出会うと、皆、髪を振り乱し、ふらふらという感じである。

無断転載を禁じます。 原 麻里子

by anthropologist | 2007-06-30 09:21 | ケンブリッジ大学
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