原麻里子 アナウンサー、社会人類学者、慶大講師、元テレビ朝日アナウンサー、元BBCワールドサービスプロデューサー、ケンブリッジ大学院論文修士 info@haramariko.com twitter id @haramariko
by anthropologist
カテゴリ
全体
英国
人類学
ケンブリッジ大学
BBC
韓国の男女平等政策
ナショナリズム
女性と政治
日本ニュース
男女共同参画
マスメディア

ネコの散歩
アート
日本社会
ホームページ
スピーチ講座
Twitter
以前の記事
2010年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
フォロー中のブログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧


ケンブリッジ大学 コングリゲーション  (学位授与式)での服装規定

 
 新卒業生が学位授与式に出るときは、アカデミック・ガウンの服装の下には、決められた服を着なければならないのである。

 男子は黒か濃いグレーが濃紺のスーツ。プレーンな長袖の白いシャツ。フォーマルな黒靴で、サンダルは認められない。模様のない黒か濃いグレーのソックス。白いボウタイとバンド。私の知り合いの日本人学生は、ソックスにメーカーのロゴが入っていたので、シンプルなものに変えるようにと言われる。友人が慌てて、街へソックスを買いに出かけた。

 女子は黒乃至は濃いグレーか濃紺のスーツ。または、上着を着ないで、プレーンな長袖の白いシャツかブラウスに濃い色のスカート。または、濃い色の長袖のドレス。模様のない黒か殆ど黒か、ナチュラルカラーの靴下。フォーマルな黒靴。サンダルは認められない。バンドはしてもしなくてもいい。

b0048021_21482349.jpg(左はスコットランド人の学位取得予定者) 


 民族服、制服、聖職者の服を着てもよいので、サリーを着ている人や軍服姿の人もいる。刀や武器はセニット・ハウス内では着用しないこと。角帽は被っても被らなくてもよいが、被るつもりならば、セニット・ハウス内では、帽子を脱いで、帽子は左手で持つこと。

 民族服やユニフォームをガウンの下に着るならば、このコスチュームに相応しい頭飾りをしてよいが、宗教的理由ないし、医学的理由でつけたままでなければいけないということがない限り、セニット・ハウス内では、とらなければならない。目立つ宝石や髪飾りはいけない。

 女性はパンツスタイルではいけない。私の卒業式のとき、パンツスタイルの英国人女子学生がいて、引率のフェローが彼女に服を変えてくるように言ったが、彼女は、頑強に、パンツスタイルで押し通した。英国は、このように融通が利くのである。

 また、ガウンと共に着用するフードの色が複雑である。学部生はウサギの毛皮(まず、フェイク)がついたフードをし、BAガウンを着用する。複雑なのは大学院生である。全員MAガウンを着る。しかし、フードは、MPhilをケンブリッジで修めてPhDをケンブリッジで取ると、卒業式のフードの色はPhDの赤ではなくMPhilの青になる。しかし、マスターを他大学で修めてPhDだけケンブリッジで取ると、赤になる。学位ごとにフードの色が異なるので、大学院生の学位授与式には色とりどりのフードをしている人がいる。

b0048021_2137444.jpg


(学部生のウサギの毛皮がついたフードは広げると妙な形!)


無断転載を禁じます。 原 麻里子

by anthropologist | 2007-07-10 14:28 | ケンブリッジ大学
<< ケンブリッジ大学 学位授与式ー... ケンブリッジ大学 コングリゲー... >>