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ケンブリッジ大学 スーパービジョン・システムの将来
ケンブリッジ大学の学部生は、カレッジが学生を選考して採用するので、カレッジのフェローたちは学生に対し責任感や使命感をもつという。 スーパーバイザーはカレッジのフェローとなり、食事が無料になったり、住居を無料で与えられたりと様々な特典がある。就職や大学院進学の際、推薦状を書くのはスーパーバイザーなので、学生も一生懸命やらなければならない。
しかし、このスーパービジョン・システムの将来は明るくない。1つは、スーパービジョンを担当するフェローや特定のプロジェクトのために雇用された博士号を取得したばかりのポスドクなどがスーパービジョンに伴う時間と労力をわずらわしく思うようになってきた。特に、就職先を探さなければならないポスドクやフェローにとっては、良い研究論文を書かなければならないというプレッシャーは強い。 もう一つは、エリート主義的な性格を残すカレッジに対して、政府や政治家は批判的である。 スーパービジョン・システムは、非常に費用がかかるので、これまで、両大学は政府から大学生1人当たりにつき高額の授業料を受け取ってきた。しかし、大学間の公的資金の公正な配分を求めて、スーパービジョン・システムに対する政府の優遇政策は縮小されることになった。
by anthropologist
| 2007-07-15 08:43
| ケンブリッジ大学
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