原麻里子 アナウンサー、社会人類学者、慶大講師、元テレビ朝日アナウンサー、元BBCワールドサービスプロデューサー、ケンブリッジ大学院論文修士 info@haramariko.com twitter id @haramariko
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http://ameblo.jp/anthropologist/ (「英国は美味しい!?」-原麻里子が社会人類学の視座から見る日英社会)

今後も、宜しくお願い申し上げます!

by anthropologist | 2007-10-14 11:10

大学生の海外研修の一番の実りは異国からの人々との出会い

  昨日、慶應義塾大学2年生の英語のクラスで、「夏休み中の私のニュース」という内容で英語での発表を行なってもらいました。

 例年、慶應の2年生に様々なタイトルで英語のプレゼンテーションをしてもらっています。初めの頃は、アカデミック・ライティングを担当していたので、そのペーパー発表。それから、ニュース記事のリライト。今年は、初めて、夏休みの体験をニュースの形にして発表という形にしました。今年は、BBCの英語を教えていて、ライティングとプレゼンテーションを教えていなかったので、多くの学生の書いた文は普通の作文のようになってしまっていました。

 ただ、私が感心するのは、私たちの時代と異なり、学生たちが英語で人前で発表するのを厭わなくなったということです。私たちの学生時代は英語で文を書いてきて、それを人前で発表するというのは、英語科や英文科など特殊な専攻の人だけだったでしょう。私たちの時代の学生に較べると、今の学生は文法などのミスは多いですが、発信能力は高まっているという気がします。

 夏休みに海外旅行をした学生がとても多いです。興味深いのは、海外の大学や語学学校で英語を勉強してきた学生たちの話を聞くと、彼らにとって一番の収穫は色々な国から来た学生たちと一緒に寮生活をしたりホームステイをして、異なる考え方の人たちと一緒に時を過ごしたということのようです。英語の勉強よりも新しい出会いということのようです。

 私も大学2年生のときに、英国のホームステイ3週間とヨーロッパ旅行3週間という学生向けツアーに参加しましたが、そのときに体験が、結局は、今の私の人生や職業に大きな影響を与えています。大学時代に、ロンドン市内で道に迷って素敵なところだと思ったあたりに、その後、ロンドン勤務をした時に、住みました。フラットを決めるときには気づかなかったのですが、住み始めて、この辺りが学生時代に一人で迷ったところだと気づきました。不思議なめぐり合わせです。英国へ留学をしたのも、この短期留学の影響が強くあります。
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 (ウェールズの蒸気機関車)

 かつて、英国の上流社会では男の子たちに勉強の最終仕上げとして、家庭教師をつけてヨーロッパ大陸旅行をさせました。それをグランド・ツアーといいます。現在のグランド・ツアーというのは、やはり、若者には大きな影響を与えるということを、改めて、私自身が感じた講義時間でした。

by anthropologist | 2007-10-06 13:50 | 英国

躾の良い英国の犬たち

 前回のブログで、英国では犬はところかまわず、用足しをしないと書きました。

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この写真は、英国の夏の有名なイベント。ロンドン北部の高級住宅街ハムステッド・ヒースで開かれるケンウッドのコンサートです。週末のコンサートに英国人たちは犬を連れてやってきます。
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ご覧のように、英国人たちは芝生の上に敷物を敷いて寝転がっています。
英国人はどこへでも犬をお供として連れて行きます。ですから、公園では、ご主人様と犬は仲良く散歩しているのが普通です。もし、犬が所構わず用足しをしていたら、英国人たちはこんな風に寝転んでコンサートを聴いたりしないですよね。
 
 人間と犬が仲良く共存するには、犬をきちんと躾けないといけないのでは?

by anthropologist | 2007-10-04 21:31 | 英国

ご近所の思いやり・・・犬にも躾を!

b0048021_14135945.jpg 犬を飼っている人たちは、当然の権利の如く、他人の家の玄関の前でウンチをさせたり、家の前にある電信柱におしっこをさせたりします。しかも、そのウンチを取り去ることもせず、しっぱなしです。私たちは何回も、そういう人たちに、「止めてください」とお願いしましたが、そういう人たちの中には、「馬鹿じゃないの!」「犬がしたいんだから、いいじゃないの!」と怒鳴り返して来る人の多いこと。自分だって自分の家の前に犬のウンチやおしっこがあったら、嫌だろうにと思います。近所の人が、そういう人に、「今度は、お宅の前で、家の犬におしっこさせてやる!」といったら、その飼い主が慌てたという話も聞きます。

 我が家の近所では東京都の「犬にフンをさせないで」というマナー啓発プレート(上の写真)を家の前に置いている家が多く、これは決して我が家だけの問題ではありません。

 数年前に、弘前の武家屋敷あたりに行ったときも、ほぼ全ての家の前に、「犬にフンをさせないで下さい」という同様なプレートがあったのを思い出します。私はこのように犬に用足しをさせるところが多くあるような地域でも、他人の家の前で犬に用足しをさせるようなマナーの欠けている人々が多いのかしらと思ったものでした。

 3年位前でしょうか。東京電力から我が家の前にある電信柱の地代についての問い合わせがありました。そのとき、私が「電信柱があると、犬がそこでおしっこをして困るから、電信柱を取り払ってよ!」とクレームをしたことがあります。すると、翌日、慌てて、東京電力の人が来て電信柱に写真のような張り紙をしてきました。
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私は鳥居のデザインで犬が用足しをしないという話を聴いたことがありません。おまじないなのでしょうか?このおまじないなんか関係なしに、犬は用足しをしています。そして、毎日、我が家は家の前に犬の用足しの後を消毒するためにクレゾールを撒いています。

 犬の飼い主には犬に散歩中に用足しをしないような躾をして欲しいと強く思っています。それは犬の習性?とんでもありません。英国では犬は外にいるとき用足しはしません。それは躾次第です。
 
 他人の気持ちにも配慮して欲しい。ご近所の思いやりが欲しいですね。


by anthropologist | 2007-10-04 14:25 | 日本社会