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ケンブリッジ大学 夏は別れの時
6月末には、2日間かけて、学部生の卒業式、その後、1年間の法学の実務者コースLLMの卒業式。学部生がケンブリッジを去るので、急にカレッジは寂しくなる。そして、7月には、1年コースの大学院生たちもカレッジを去っていく。
ケンブリッジでは夏は別れの季節である。一年目は、友人と親しくしすぎて、とても悲しかった。博士課程の学生達は、「寂しいのは一年目だけだよ。それから、その悲しみを感じないように、人と親しくなり過ぎないようにするからね」と言われたけれど、ある意味、それは真実であった。いつも、別れることを想定した友人関係というのは辛いものである。 とにかく、英国の夏は、普通の建物は冷房がないので、暑い。夏は別れの寂しさと暑さで、学生たちは勉強も滞りがちになる。街には海外から語学研修に集まってきた10代から20代初めの学生・生徒たちで溢れる。また、観光客も多いので、人でごった返している。ケンブリッジに残って勉強している学生たちには、学部とカレッジ以外では、自分の方が異邦人のような気がしてくる。 ケンブリッジの晩夏の雨上がりには、とてもよく虹が見える。それも、二重にかかった虹を。私の部屋は虹を見るのには特等席であった。英国では、虹を見て祈りごとをすると、祈りがかなうといわれる。私は虹を見ては学業成就を祈った。 無断転載を禁じます。原 麻里子
by anthropologist
| 2007-07-06 15:17
| ケンブリッジ大学
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