原麻里子 アナウンサー、社会人類学者、慶大講師、元テレビ朝日アナウンサー、元BBCワールドサービスプロデューサー、ケンブリッジ大学院論文修士 info@haramariko.com twitter id @haramariko
by anthropologist


日英素人音楽演奏 徒然草

 ミュージカル「エリザベータ」というのは、オーストリア皇妃の悲劇の物語。ウィーンで創られたもので、東宝や宝塚が上演しているので、ご存知の方も多いと思います。

 来年2月に、私が入っているミュージカル・ソングのクラスではミュージカル「エリザベータ」の発表会を行うべく練習に励んでいます。私はジャーナリスト兼回し役のルキーニ役を一部演じます。メインのルキーニはかつて劇団員だったセミプロの方がやります。私の担当部分はとても難しくて苦労しています。夏休み中に、出演者は皆、先生の特別個人レッスンを受け、大分形になってきました。

 2年前に「キャッツ」の発表会をして、私たちはそれに味をしめてやっています。舞台をやるというのは本当に楽しいものです。

 子供時代、私は12年半もピアノを習っていたのに、歌のクラスに通い始めたときは、楽譜が読めなくなっていました。大ショック!かつての日本のピアノ教育は子供を叩いたり泣かせたりして、あまりに厳しくするから、大人になると音楽嫌いになるということを読んだことがありますが、私もその一人。ピアノを辞めてからは音楽に親しむことはありませんでした。クラシック音楽は聴くのもいやというほどのアレルギーになってしまったのです。

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(左はエディンバラ・フェスティバル)



 でも、ロンドンに住んでいた頃は、ミュージカルのみならず、クラシック音楽のコンサートやオペラへよく行っていました。英国では、こうしたところへ行くのが中産階級の社交生活であり、私もよく誘われて行ったわけです。

 私が留学したときに気づいたのが音楽というのは楽しむものということ。カレッジの音楽クラブの発表会でも出演者が楽譜を忘れて最初から引き直したり、二人合わせての出だしが上手くタイミングが合わずにやり直したり。それを皆がワインを片手に楽しむ。日本の機械がピアノを弾くような発表会とは大違いでした。

 今、日本では子供たちはどんな風に音楽の個人レッスンを受けているのでしょうか?



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by anthropologist | 2007-09-20 11:43 | 英国
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